ハーシャッド数 (Harshad Number), あるいはニーベン数 (Niven Number) とは自身の各桁の和で割り切ることのできる数のことである. 201は (自身の各桁の和である) 3 で割り切ることができるのでハーシャッド数である. 201の最後の桁を切り詰めると 20が得られ,これはハーシャッド数である. 20の最後の桁を切り詰めると 2が得られ,これもまたハーシャッド数である. ハーシャッド数の最後の桁を再帰的に切り詰めていってもハーシャッド数となるものを 右切り詰め可能ハーシャッド数 (right truncatable Harshad number) と呼ぼう. 同様に: 201/3=67 は素数である. その自身の各桁の和で割ると素数になるハーシャッド数を 強いハーシャッド数 (strong Harshad number) と呼ぼう. ここで素数 2011 を見てみよう. 最後の桁を切り詰めると 201 となり, これは強いハーシャッド数であるとともに右切り詰め可能である. このような素数を 強い右切り詰め可能ハーシャッド素数 (strong, right truncatable Harshad primes) と呼ぼう. 1万未満の強い右切り詰め可能ハーシャッド素数の和は 90619 となる. 100兆未満の強い右切り詰め可能ハーシャッド素数の和を求めよ.