トップページに戻る    次のブール代数パズルへ    前のブール代数パズルへ

2-4 真の場合と、偽の場合で、場合分け

ブール代数パズル

ブール代数の変形を、するうえで、
真の場合と、偽の場合で、場合分け
すると簡単に変形できることがあります。


使用例

1-4 ブール代数の計算ドリルの34問目
       _          _
(A+B)*(A+C) = A*C+A*B

これの解法を考えます。


解法1 ベン図を使う。 カルノー図を使う。 クワイン法を使う。
解法2 2の3乗通りの0と1の組み合わせを列挙して、 右辺と左辺の結果が全て等しいことを確認する
解法3 _ (A+B)*(A+C) _ = A*C+A*B+B*C 命題が成立した状態での、論理和 を使って B*C をP _ A*C+A*B をQ とおくと、 _ B*C=1 ⇒ A*C+A*B = 1 よって 命題 P ⇒ Q が成立するので、 P+Q= Q が成立 よって、 _ A*C+A*B+B*C _ = A*C+A*B
解法4 なぜ場合分けが必要か 場合分けを使って、 真の場合と、偽の場合で、場合分けを行って、 最後に統合する。 ■■■■■■■■■■■■■ 場合1 A=1の場合 _ (A+B)*(A+C) = (1+B)*(0+C) = C ■■■■■■■■■■■■■ 場合2 A=0の場合 _ (A+B)*(A+C) = (0+B)*(1+C) = B ■■■■■■■■■■■■■ 場合1と場合2を統合して、 _ _ (A+B)*(A+C) =A*C+A*B